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歯周病の治療について
日本人では、成人の80%は、程度の差はあれ、歯周病になっていると 言われています。歯周病の原因は?
歯周病の原因は、「歯周病菌」です。歯周病菌には、特徴があります。
① 酸素がない場所を好む
酸素がうすい場所であればあるほど元気になり、毒性が強くなります。
② 歯茎を腫らし、骨を溶かします。

歯周病の治療について
歯周病をどのように治療するか。その方向性は、原因である歯周病菌の活動を抑えることがメインとなります。
もう少し、専門性を持たせて表現させて頂くとすれば、歯と歯茎の境目に存在する歯周ポケットというスペースを小さく(浅く)することに終始します。

なぜ歯周ポケットを浅くすればよいのか
先述のとおり、歯周病菌の特徴として、酸素がない場所を好むというものがあります。歯周ポケットの奥深いところは、酸素が不足しがちになります。
これは、歯周病菌にとって大変都合のよいことで、毒性を増すきっかけを与えることになります。
ですから、歯周ポケットをなるべく小さく・浅くすることが、歯周病の抑制になるのです。

どうすれば歯周ポケットは浅くなるのか
歯周ポケットを浅くするために、まず行うことは、歯の表面についた歯垢・歯石を除去することです。これにより、歯の周囲の環境が改善され、歯周ポケットは浅くなります。

結局、歯周病って治るの?
歯周病により、溶けてしまった骨は、元に戻りません。ですから、歯周病は、治すというよりはむしろ、治療により症状を改善させ、その状態をできる限り維持していく・進行を予防するというのが、正しい表現かもしれません。
メインテナンスについて
歯周病は、再発の多い病気と言われています。前述のとおり、溶けてしまった骨が元通りに戻っているわけではなく、そのほとんどが、歯と歯茎の弱い結合で持ちこたえているに過ぎないからです。
メインテナンスとは、この再発しやすい歯周病に対して、定期的なクリーニングを行うことで、現状を維持することです。
3~4ヶ月ごとの定期的なメインテナンスをおすすめ致します。
