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最新の設備と最善の治療で予防する歯科

義歯の作製について

 歯を失った場所には、何かしらの方法での埋め合わせが必要です。
 埋め合わせる方法の一つに義歯(入れ歯)があります。
 近年、歯科の世界ではインプラントが脚光を浴びていますが、 義歯は今でも非常に有効な治療方法だと私は考えています。

 「日本最古の義歯とその意味」
  義歯は400年以上前から日本でも作られてきました。
日本最古の義歯に1538年4月20日に74歳で亡くなった和歌山の願成寺という お寺の尼僧が使用していた「木製の総入れ歯」というものが報告されて います。
材質は木製からレジン(強化プラスチックのようなもの)に変わりながらも 400年以上、治療の手段として存在し続けた義歯は、やはり歯科治療の 王道だと私は考えています。

         写真/世界最古の義歯
   

「義歯の作製過程について」

義歯をつくりはじめてからできあがるまでの過程は下記のようになります。

① 型どり
当院は型どりを2回行います。
1回目の型どり:おおまかに型をとらせて頂き、診断および 個人トレーの作成を行います。
2回目の型どり:1回目の型どりを活かして、患者様専用の道具(個人トレー)を作成し、それを用いて精密な型どりを行います。

② 咬みあわせの高さを決める
失った歯の本数が多い場合、咬みあわせの高さ決めに際して、当院はゴシックアーチ描記法という方法を用います。
この方法を用いることで、非常に正確な上顎と下顎の位置関係が  記録でき、よりよい咬みあわせの義歯が作製可能になります。

③ 歯を並べての装着確認
できあがりの一歩前の段階で実際にお口に装着して、歯並び・  咬みあわせ等の確認を行います。

④ 完成
できあがりです。
装着日当日はもちろん、その後しばらくは、調整に来院頂きます。

 

保険外の義歯について(自費診療)」

当院は保険外の義歯(自費診療)についても対応可能です。

ノンクラスプデンチャー(保険外の部分義歯 )
健康保険対応の部分義歯では、残った歯に、金属製のバネ(クラスプ)をひっかけます。
しかし、前歯にバネ(クラスプ)をかけざるを得ない場合、どうしても口元に金属がのぞいてしまいます。
部分義歯のバネ(クラスプ)が審美的に気になる患者様にはノンクラスプデンチャーという義歯を提案させて頂いております。
ノンクラスプという名前のとおり、クラスプ(金属製のバネ)を使用しない義歯です。審美的に非常に優れています。

詳細は当院スタッフへお問い合わせください。